バレー女子・真鍋監督 パリ五輪1次L 3大会連続ブラジルと同組に「もはや腐れ縁」 ポーランドは「難敵」警戒 「予選突破に全力」

 日本代表・真鍋政義監督

 7月に開幕するパリ五輪の女子バレーボール1次リーグの組み合わせ抽選会がタイ・バンコクで行われ、世界ランキング7位の日本は1位のブラジル、4位ポーランド、20位ケニアとともにB組に入った。

 16日まで行われたネーションズリーグ1次リーグ終了時点での世界ランキングでポッド分けが行われ、目標としていた世界ランク5位以内を逃し、ポッド3となった日本は、ポッド4で最強とみられた世界選手権2連覇のセルビアとの対戦は避けられ、“死の組”は回避した形となった。

 抽選会後、真鍋政義監督は「パリ五輪の切符を獲得してから1週間も経たずに予選ラウンドで対戦する3チームが決まった。安堵したのも束の間、一気に気持ちが引き締まった。チームの目標は、五輪メンバーに選ばれた選手、スタッフと相談することとしており、今後の会見時にお伝えしたい。個人としてはまず、東京大会以上の成績を目指し予選突破(準々決勝進出)に全力を注ぐ」と、語った。

 「世界ランキングで(日本より)下位に位置するケニアには確実に勝利したい。ポーランドにはVNLの予選ラウンドでストレート負けを喫しており、間違いなく難敵。そして2022年世界選手権、2023年パリ五輪予選でも対戦し、悔しい思いをさせられたブラジル。オリンピックではリオ大会、東京大会に続き3大会連続予選ラウンド同組で、もはや腐れ縁」と、対戦国の印象を語った。

 A組は開催国フランス、前回優勝で世界5位の米国、6位中国、世界選手権2連覇のセルビアとなった。C組は2位のイタリア、3位トルコ、8位オランダ、11位ドミニカ共和国が入った。

 1次リーグは12チームが3組に分かれて総当たりで争い、各組上位2チームと3位のうち上位2チームの計8チームが準々決勝に進む。

 日本は12年ロンドン五輪の銅メダル以来、3大会ぶりのメダルを狙う。

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