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キックボクシングイベント「KNOCK OUT」(23日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で、鈴木千裕(25)と対戦する五味隆典(45)が揺れる胸中を明かした。
不定期で五味が指導してきた鈴木は、総合格闘技のRIZINフェザー級とKNOCK OUT―BLACKスーパーライト級のベルトを持つ〝二刀流〟だ。73キロ契約の試合は、パンチのみの3分3ラウンドで行われる。
19日に神奈川・相模原市内のジムで練習を公開した五味は「(減量は)心配しなくて大丈夫だし、今日も焼き肉を食べに行けるぐらい。ここ3週間はずっと1キロオーバーで、次の日計量してもいい状態が続いている」と順調な仕上がりをアピールした。
2人の試合は3月に決定。それにもかかわらず、今月9日には鈴木がプロボクシング元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)と「超(スーパー)RIZIN.3」(7月28日、さいたまスーパーアリーナ)で対戦することが発表された。
五味は「やっと2週間試合に集中できるというところで、わけのわからないことが起きた。今までのプロモーション活動はどうなのと、少しやる気は落ちた。ずっと順調にきていたのに、いつもの大みそかみたいな感じで、何でいつもこうなるの?みたいな感じ」と首をかしげる。
そのため、試合が4日後に迫っているにもかかわらず「まだ試合の契約書はサインしていない。(当日試合をするかは)行ったり来たりって感じ」という。
ただし五味は米ラスベガスまで2度も試合を見に行ったことがあるほど、パッキャオのファン。鈴木の決断には「現役チャンピオンで、そういうチャンスがあれば誰でも逃げたくない。だから、そういうふうに(パッキャオに)『逃げないよ』と言ってしまうのはわかる」と理解も示した。
師弟対決の行方に注目が集まる。