【独自】“自転車男”が逆走、交差点で蛇行運転 「スリルを味わっているような感じ」回避する車で渋滞発生 茨城・つくば市

まるでサーカスの曲芸のように交差点で大きく旋回。多くの車が行き交う道路で目撃されたのは、目を疑うような自転車による蛇行運転だった。この信じられない運転に、目撃した人は「なんかいるなと思って」「二度見したらガチでいた」と語る。

“異常な蛇行運転”ぐるぐると旋回

映像は、茨城・つくば市で17日午後5時頃に撮影された。

片側3車線の大通りに現れた“自転車男”は、中央分離帯を我が物顔で走る。反対車線に飛び出し逆走したかと思えば、信号を無視し交差点に突っ込むと、行き交う車スレスレを走行。すると突然、異常な蛇行運転を始めた。

自転車は右へ、左へと、まわりに見せつけるかのようにぐるぐると旋回する。その後、自転車は再び中央分離帯に戻ると、勢いよく坂道を駆け上がって行った。

目撃した人は、「(自転車男は)周りを見ずにまっすぐ突き進むという感じ。あり得ない!と思った。事故になった時、本当に怖いなという気持ちが強かった。驚きが隠せない感じでした」と当時を振り返る。

1kmにわたり迷惑運転…渋滞発生も

現場は当時、帰宅ラッシュだったため多くの車で混み合っていたという。

自転車男は、逆走や信号無視、さらには交差点での蛇行運転を繰り返した。一方、道路上では危険を回避するためにスピードを落とした車で渋滞が発生。こうした自転車の迷惑運転は少なくとも1km以上に渡って続いた。なぜこのような運転をしたのか。

現場を訪れると、自転車が走っていた中央分離帯には、でこぼことしたブロックがあるのが確認できた。自転車を捉えた別の映像を見てみると、中央分離帯に置かれた反射板の間を小刻みに通り抜ける“スラローム走行”をしていたことが分かった。

目撃した人は、自転車に乗る男性から“異様な雰囲気”を感じたと話す。

「スリルを味わっているような感じ。危険を楽しんでいるような。もしぶつかったとして、『車が悪い』とされたら何とも言えない。人としてありえない。やめていただきたいと思う」
(「イット!」6月19日放送より)

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