実写版『【推しの子】』特報&ティザービジュアル公開 齋藤飛鳥演じるアイのライブシーンも

『【推しの子】』のドラマシリーズが11月28日21時よりPrime Videoにて配信、その続きを描いた映画が12月20日に公開されることが決定。あわせて特報映像とティザービジュアルが公開された。

本作は、Amazonと東映の共同プロジェクトとして、赤坂アカと横槍メンゴによる同名コミックを実写映像化するもの。伝説的アイドル・アイの“推しの子”として転生するファンタジックな設定とサスペンス要素に加え、“芸能界”という複雑な世界に切り込むストーリーが描かれる。原作は2024年6月現在、累計1,750万部を売り上げ、7月3日よりアニメ第2期の放送も予定されている。

実写版では、櫻井海音が主演を務めるほか、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あのらが共演に名を連ねた。

公開されたティザービジュアルでは、アクア(櫻井海音)、アイ(齋藤飛鳥)、ルビー(齊藤なぎさ)を中心にメインキャラクターが集結。原作にも登場するシーンを彷彿とさせる写真がちりばめられている。

『【推しの子】』特報映像
また、初映像となる特報は、無数のサイリウムに囲まれたステージに立つ、伝説的アイドルグループ「初代B小町」のライブシーンからスタート。グループの中でもひと際存在感を放つ、“完璧で究極のアイドル”、アイが登場した次の瞬間、カチンコの音が鳴り響くと物語の世界は一変する。「アヴェ・マリア」の叙情的な旋律にのせて、“芸能界”を生き抜く、アクア、ルビー、かな(原菜乃華)、MEMちょ(あの)、あかね(茅島みずき)らの姿が映し出される。

欲望や情熱、様々な思惑が交錯する“芸能界”の光と影。映像のラストでは、突如アイが何者かに刺される様子とともに、「この物語は、フィクションである」というナレーションが響く。

また、本作の監督を、いきものがかり、ケツメイシ、Snow Man、NMB48、斉藤和義、マキシマム ザ ホルモン、氣志團、フジファブリック、Little Glee Monster、フレデリックなど多岐ジャンルにわたるアーティストのMVを手がける映像演出家・スミスが務めることが決定した。

さらに、2015年に初の長編映画『真夏の夢』が史上最年少の16歳でゆうばり国際ファンタスティック映画祭フォアキャスト部門に正式出品され、翌年、同映画祭で映画『脱脱脱脱17』がオフシアター・コンペティション部門の審査員特別賞・観客賞を受賞した松本花奈も本作に参加する。

脚本は、『女くどき飯』シリーズ(MBS)、ドラマ版『ゆるキャン△』シリーズ(テレビ東京)、『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系)などの北川亜矢子が手がける。

井元隆佑(東映/企画・プロデュース)コメント
赤坂先生と横槍先生から、大切な原作の実写化をゆだねて頂き、まもなく二年という歳月を重ねようとしています。大好きな【推しの子】と真正面から向き合う日々。ものづくりの高揚感とともに、いつまでも拭うことのできない、恐ろしいほどの重圧に苛まれているのも本音です。初めて原作を読んだ日のように「【推しの子】のいちファンに戻れたら」と幻想してしまうことすらあります。

我々の作品がどれだけ世に響くのかまだ分かりません。ひとりでも多くの人へ届くように全力で挑みます。どうか皆さんの心に届いて欲しいです。

最後に、集結してくれた大切なキャスト・スタッフ・関係者の皆さん。大きな不安やプレッシャーがひしめく中、共に歩んでくれたことに、最大限の感謝の意を伝えます。
(文=リアルサウンド編集部)

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