再生紙糸の生地×染型紙「会津型」 トートバッグなど6商品 喜多方 染職工房れんがで発表会

再生紙糸で織られた生地に会津型をあしらった製品を披露する滝井さん(左)と冠木さん

 ネスレ日本(本社・神戸市)など全国30以上の企業・団体でつくる一般社団法人アップサイクル(大阪市)は19日、再生紙糸で織り込んだ生地に福島県喜多方市の「染織工房れんが」が染型紙「会津型」を使って染めたトートバッグなどの販売を開始した。

 アップサイクルはスーパーなどで回収した古紙や間伐材を再生した紙糸「TSUMUGI」を活用し、伝統工芸と地球環境を次世代につなぐ製品開発に取り組んでいる。これまで石川県の加賀友禅などとコラボしている。今回は第5弾で、「TSUMUGI」を使った生地に会津型で染めたトートバッグ(税込み3990円)やトラベルポーチ(同1990円)など6商品を販売している。デザインは赤べこやキリ、コイなどそれぞれ5種類程度ある。同工房と東京都のネスカフェ原宿、アップサイクルのECサイトで扱う。

 同日、喜多方市の染織工房れんがで製品発表会が開かれた。アップサイクル事務局長の滝井和篤さんと同工房代表の冠木昭子さんが製品を披露した。

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