岩手山の眺めを売りにする盛岡市紺屋町のマンション計画で住民に配布したチラシに誤りがあり、波紋が広がっている。青森県の岩木山の写真が掲載され、開発業者側はホームページ上で「おわび」を出した。岩手山の眺望を景観政策の柱としてきた市担当課も抗議メールを送った。
チラシは14階建てマンションの「中津川＆岩手山ビュー」をアピールし、中津川の対岸にある市街地奥には、岩手山ではなく岩木山の画像が加工処理されている。開発業者のタカラレーベン東北支店（仙台市）によると、今月からポスティングなどで約7万部配った。
同支店はチラシの画像作成の過程で誤って岩木山を使っていたことを確認。ホームページにも経緯などを掲載した。担当者は「多くの方を傷つけてしまい、大変申し訳ない」とする。
