元レスリング日本代表のお笑い芸人、出演映画で“乱闘指導” 演技力を監督&共演者絶賛「素晴らしかった」

上映会に登壇した青山フォール勝ち【写真:ENCOUNT編集部】

映画『お母さんが一緒』に出演

お笑いトリオ・ネルソンズの青山フォール勝ちが19日、都内で行われた映画『お母さんが一緒』(7月12日公開)完成披露上映会に江口のりこ、内田慈、古川琴音、橋口亮輔監督と共に登壇。自身のキャリアを生かした“乱闘指導”を行なっていたことを明かしていた。

美人姉妹と言われる妹たちにコンプレックスを抱いていた三姉妹の長女・弥生(江口)、優等生の長女と比べられ恨みを持つ次女・愛美(内田)、姉たちを冷ややかな目で見つめる三女・清美(古川)の三姉妹が激しいバトルを繰り広げる本作。

三女・清美の恋人役として出演した青山は、映画が終わったあとの厳かな劇場に現れると「いままでお笑いのライブに出ていたので、すごくアウェイ感があります」とやや緊張気味。

劇中では、激しい舌戦だけではなく、乱闘シーンも登場する。内田は「とにかく怪我だけはしないように、乱闘シーンは監督や演出部の方々が見本を見せてくれて、それを実践しました」と撮影を振り返ると、橋口監督は「僕らがやったあと『あとは青山頼んだぞ!』と彼にお願いしました」と乱闘指導を託したという。

青山は元レスリングの日本代表という実績を持つ。橋口監督は「青山くんはレスリングがすごいので、琴音ちゃんを守るんだ」と指令を出したという。青山は「内田さんは結構力が強くて、絶対潰されないようにと思ってやっていました」とレスリング経験者でも本気になるぐらいの激しい乱闘シーンだったという。

そんな青山だが、演技の腕前も太鼓判を押される。劇中でかなりの長セリフを一連で撮るという撮影時、橋口監督からは「2回しか撮る時間がない」という失敗が許されない状況を課されていたが、本番1発で見事に成功した。橋口監督も「素晴らしかった」と俳優としての素質も賞賛すると、江口も「本番の青山さんはすてきだった」と賛辞を送っていた。

三姉妹の壮絶なバトルを見ていたという青山は「僕は妹と二人兄妹なので、女3人の空気感は分からなかったけれど、女性って怖いなと思いました」と本音を漏らすシーンに会場は笑いに包まれていた。ENCOUNT編集部

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