交通事故死多発で「市長声明」 群馬・伊勢崎市 県警伊勢崎署などが街頭指導も

ドライバーに交通ルールを守るよう訴えた臂市長(右)と新井署長

 5月上旬以降、群馬県伊勢崎市内での交通事故死者が6人に上ったことを受けて、同市や伊勢崎署などは19日、同署などで「伊勢崎市長声明」の発出式と街頭指導を行った。

 発出式で、臂泰雄市長は「交通ルールを守り、歩行者は夜間に反射材を着用し、存在をアピールしてほしい」と訴え、新井淳署長は「悲惨な交通事故を減らすため、信号無視、一時不停止、速度超過の取り締まりを強化している」と話した。

 式後に臂市長やボランティアら約70人が、近くの国道462号でドライバーに市長声明と、運転中に携帯電話を使用しないように訴えるチラシを入れたティッシュなどを配った。

 同市では5月6日から今月6日にかけて、国道17号上武道路でトラックとワゴン車、乗用車の計3台が絡む事故で3人が死亡するなど、計6人が交通事故で亡くなっている。

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