【宝塚記念】39.0%→42.9%→54.5% 降れば降るほど連対率UPの“道悪血統”に穴党ロックオン

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23日、京都競馬場で宝塚記念(GI、芝2200m)が行われる。

京都での宝塚記念開催は実に18年ぶり。当時は凱旋門賞への“壮行レース”として臨んだディープインパクトが雨を切り裂く異次元の豪脚を披露し、4馬身差の圧勝を飾った。2着には10番人気ナリタセンチュリー、3着は9番人気バランスオブゲーム。ヒモ荒れ決着の背景に前述した雨による影響があったことは明白だろう。

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■プラダリアを後押しする母父クロフネ

はたして、今年の宝塚記念当日も雨予報。想定される降雨量を考えると稍重以上の馬場悪化は必至で、2006年とよく似た状況だ。馬場適性を考慮した予想は必須と言えるが、そのなかで穴党垂涎の1頭としてプラダリア(牡5、栗東・池添学厩舎)の名前を挙げたい。

過去に参戦したGIレースでの馬券内はなし。豪華メンバー相手では力不足の声も囁かれるなか、激走の後押しとなるのは当舞台と好相性の父ディープインパクトと“道悪の鬼”母父クロフネの存在だ。父ディープインパクト×母父クロフネ配合馬の京都芝レース・馬場別成績はというと、

・良 【14.9.5.31】連対率39.0%
・稍重【3.0.0.4】  連対率42.9%
・重 【5.1.0.5】  連対率54.5%
・不良【0.0.0.0】  連対率0%

良→稍重→重と、馬場悪化に比例して連対率が上昇していることが見てとれる。母父クロフネのプラダリア以外にもレイパパレステファノスと同配合の馬が京都芝・道悪で好走している点は心強いし、この馬自身、稍重-重では【2.0.1.0】馬券内率100%。週末の雨予報はプラダリアにとって願ってもないシチュエーションと言えるのだ。

■グランプリ男を背に一発も

もうひとつ、プラダリアを語るうえで外せないのは同馬に騎乗する池添謙一(44、栗東・フリー)の存在だ。ドリームジャーニー&オルフェーヴル兄弟をはじめ、スイープトウショウに昨年2着のスルーセブンシーズと、宝塚記念で【3.2.2.9】馬券内率43.8%、単複回収値はいずれも300超えの“グランプリ男”だ。人気薄激走にいとまがないジョッキーが跨るプラス材料もまた見逃せないものとなる。

宝塚記念は過去に8番人気マリアライト、7番人気ミッキーロケット、12番人気モズベッロなど人気薄の穴馬が波乱を演出してきた“荒れるレース”。発走時間は23日の京都11R、15時40分予定だ。

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(SPREAD編集部)

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