島根県出雲市の女性がSNSの投資に関する広告にアクセスし、920万円をだまし取られる詐欺被害に遭いました。
SNSを利用した投資詐欺の被害にあったのは、島根県出雲市に住む60代の女性です。出雲警察署によりますと、女性は今年4月上旬ごろ、SNSアプリのインスタグラムで投資に関する広告を見て興味を持ち、広告にアクセス。その後、広告の指示通り「辻」と名乗る者とLINEの友達登録をし、連絡を取るようになりました。
女性は「辻」からFX投資を勧められ、その後、取引所の代表を名乗る者からもアドバイスを受け、投資を始めました。投資を進める中で、利益が出ている画面をインターネットサイトで確認。自分が儲かっていると信じ込み、今年5月13日から6月6日まで合計12回にわたりインターネットバンキングで合計920万円を個人名義の複数の口座に振り込みました。
6月6日に金融機関からこの女性が「詐欺の被害に遭っているのではないか」と警察に通報があり、口座を解約しても返金されないことなどが分かり、所要の捜査で被害が発覚しました。
警察は、SNSで知り合った相手から投資を勧められたり、振込先が個人名義であったりなどした場合は、詐欺を疑い警察に相談してほしいとしています。
