![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1176472771641147477/origin_1.jpg)
災害時の迅速な人命救助を目指し、千葉県浦安市で6月20日、閉館した温浴施設を使った大規模な消防訓練が行われました。
訓練は6月2日に閉館し、解体される予定の「大江戸温泉物語浦安万華郷」の館内で行われました。
実際の建物を使った消防訓練は貴重な機会ということで、浦安市消防本部と東京消防庁から約50人が参加しました。
訓練では、火災現場から逃げ遅れた人を煙の中で捜索する流れや、道具を使ってシャッターや壁を破壊する手順を、先輩隊員が若手隊員に指導していました。
また、屋上からロープで降りる際、身体を支えるためのアンカーを打ち込む作業など珍しい訓練も行われ、参加した隊員は真剣な表情で学んでいました。
最近は、高気密住宅や高セキュリティの建物が増え、災害時の救助活動が難航する傾向にあるということで、担当者はこうした訓練を通して隊員の現場対応力を向上させたいとしています。
浦安市消防本部 河野豊 警防課長
「隊員の若年齢化に伴う経験不足を補うため、実践的な訓練で災害対応能力の向上を目的とした」