災害で信号機が使えなくなる ドライバーの目を見て意思疎通  警察官が手信号で交通整理訓練

停電で信号機が動かなくなることに備え警察官が「手信号」で交通整理を行う訓練が山口県山陽小野田市で行われました。
訓練には山陽小野田警察署の警察官10人が参加しました。

台風などの大規模災害によって停電が発生した想定で実際に信号機を止めて、手信号で交通整理にあたりました。

車が円滑に通行できるよう、交差点の中心に立って合図を送り、交通整理を行いました。

手信号訓練を行った山陽小野田署 交通課 下迫海飛 巡査
「一人ひとりのドライバーの目を見て意思疎通を図ることを気を付けて手信号をやりました。」

山陽小野田警察署によりますと、過去5年間、災害の被害で手信号を実施したことはないということです。

山陽小野田署交通課 小林忠 交通課長
「このような訓練を積み重ね、大規模な自然災害が発生した際には安全な交通環境を確保することを心がけていきたいと考えております。」

また、停電が長引くことも想定し、発電機を使った復旧作業訓練も行われました。

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