国有地を“市役所用地”として取得する議案を可決 千葉県松戸市

国有地を“市役所用地”として取得する議案を可決 千葉県松戸市

 老朽化している千葉県松戸市役所の庁舎の問題で市議会の特別委員会は6月20日、松戸駅近くの国有地を「市役所用地」として取得するための議案を賛成多数で可決しました。

 松戸市役所の庁舎を巡っては、本館や議会棟等4棟を一括して相模台にある国有地に移転させる議案が2023年に議会で否決され、市が、2024年1月、耐震性に問題のある本館など2棟を先行して移転させる段階的な整備案を新たに示していました。

 20日の特別委員会では、面積を8745平方メートルに縮小し、「市役所用地」として33億5000万円で財務省から取得するための議案が審議されました。

 委員からは、「倒壊するリスクがゼロでない以上、仮庁舎を確保して現地での建て替えを検討すべき」とか、「議会の同意が必要な市役所移転条例案を先に提案して審議すべき」などの意見が出ましたが、採決の結果、賛成多数で「同意すべきもの」となりました。

 この議案は、6月28日の本会議で採決されます。

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