“撮り鉄”対応の協力に感謝状 特急やくも旧型381系車両の撮り鉄対応に沿線住民などが協力 専用駐車場設置に土地提供や撮影マナーの注意喚起の看板設置など 鳥取県

【画像】特急列車・381系やくも 整備士やJR職員などさまざまな人の思いを乗せたラストラン 定期運行の別れに感謝のメッセージ

撮影マナーが問題となっていた一部の“撮り鉄”対応の協力に感謝です。JR西日本は、特急やくもの旧型381系車両のラストランの撮り鉄対応で、安全運行に協力した沿線住民や団体などに感謝状を贈りました。

6月15日を最後に定期運行を終了した特急列車・381系やくも。ラストランイベントには、県内外から大勢の鉄道ファンが駆けつけ、定期運行終了を惜しみました。

6月20日は、このラストランで、鉄道写真愛好家、いわゆる“撮り鉄”の撮影マナーを守らない一部の人への対応に協力した日野町や黒坂警察署、住民団体など合わせて9つの個人や団体にJR西日本から感謝状が贈られました。

特に沿線の住民は、“撮り鉄”専用の駐車場を作るために土地を提供したり、撮影マナーを守るよう注意喚起の看板を取り付けたりするなど環境整備にも力を入れました。

津地自治会 佐野秀樹 会長

「これまでのいろいろやってきた甲斐があったのかなと思っています。引き続き注意喚起などを行っていきたいと思います」

美しい伯備線に出会う町の会 久城雅文 代表

「(撮り鉄の)大多数の方は、善意を持ってくださる良識のある方と思っているので、そういった方達には、多く来ていただいて経済的効果であるとか、そういうふうな未来になればいいなと思います」

JR西日本中国統括本部 青木豊太 駅業務部長

「鉄道が一つのきっかけで構いませんので、地域の皆さんがより多くの(鉄道ファンの)多くの方とふれあっていただいて、いろいろな所から来られた方をおもてなししていただいて、またこの“地域のファン”を増やしていただけることを一緒に出来たらなと思います」

JR西日本は、今後も沿線住民との協力体制を密にしながら、鉄道ファンを地域活性化につなげていきたいとしています。

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