【宝塚記念/枠順】「馬券内率55.6%」の好枠にドウデュース 内外イーブンも明暗分けるのが“馬場状態”

宝塚記念2024の枠順

JRAは20日、第65回宝塚記念(GI、芝2200m)の枠順を発表した。

春秋グランプリ制覇を目指すドウデュースは4枠4番、GI2勝目を狙うジャスティンパレスは2枠2番、ドウデュースやジャスティンパレスとは初対決となる同世代・ローシャムパークは7枠10番から発走する。

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■「稍重まで」なら外優勢

例年、阪神の内回り芝2200mで行われる本レースだが、今年は阪神競馬場工事のため京都の外回り芝2200mで行われる。同コースで行われる古馬重賞には京都記念とエリザベス女王杯があるが、開催6日目に行われる牡馬混合重賞でメンバーが厚くなりやすい京都記念の方が条件が近しいだろう。

2014年以降に京都で行われた京都記念、過去8回において、6枠が【3.0.1.9】と最多勝利で勝率は23.1%。次点が4枠の【2.2.1.4】で勝率22.2%は6枠と謙遜なく、複勝率55.6%は抜けてトップだ。ドウデュースとディープボンドは好枠をゲット。ソールオリエンスは6枠と窮屈な枠でなくなり、この馬にとってもプラスになりそう。

全体としては1~4枠【3.3.4.24】、5~8枠【5.5.4.43】と、勝率や複勝率で見るとイーブン。しかし、馬場状態別に見ると、良・稍重の際は1~4枠が【1.1.3.15】勝率5.0%、複勝率25.0%、5~8枠が【4.4.2.27】勝率10.8%、複勝率27.0%と外めの枠が優勢。重馬場の際は前者が【2.2.1.9】勝率14.3%、複勝率35.7%、後者が【1.1.2.16】勝利5.0%、複勝率20.0%と内めの枠が優勢となっている。

重馬場まで渋ると、なるべくロスなく回りスタミナの温存が必要となってくるため内めの枠が台頭しやすいのだろう。一方、良好な馬場状態であれば終いの脚が活かしやすい、外めの枠からの好走馬が増えると考えられそうだ。

先週までの京都の芝レースを見ると、マーメイドSこそアリスヴェリテが逃げ切り勝ちを飾ったが、全体的には外差し優位。週末は雨が降る予報で雨量ははっきりしないが、「稍重まで」なら引き続き差し馬や外枠の馬を中心に考えてよさそう。そうなればブローザホーンやローシャムパークの差しが決まるシーンも十分ありえる。重馬場まで悪化するならディープボンドやベラジオオペラの粘り込みには警戒したい。

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