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2029年末までの避難指示解除に向けて、福島県浪江町の特定帰還居住区域では、20日から除染作業が始まりました。
井上和之記者「浪江町羽附地区です。山あいの地域に位置しています。住民の帰還に向けて、この場所では重機を使って畑の土を削り取る作業が行われています。」
除染が始まったのは、浪江町羽附地区の特定帰還居住区域です。帰還困難区域に設けられた特定帰還居住区域は、帰還を望む住民が住むことができるよう除染や家屋の解体を進める地域で、政府は、2029年末までの避難指示解除を目指しています。
20日は、農地の草を取り除いたり、畑の土の表面を削り取ったりする作業が行われました。特定帰還居住区域で除染が行われるのは、大熊町と双葉町に次いで3例目です。浪江町の対象となるのが、12の行政地区およそ710ヘクタールで、町によりますと帰還を望んでいるのは、260世帯ほどだということです。
環境省 環境再生課・中村祥課長「迅速に除染を進める、家屋解体も申請があれば丁寧に行うことが環境省の務め。できる限り早く帰還できるような除染を進めていきたい」
環境省では、今年度、町内およそ53ヘクタールで除染などを行うとしています。
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