「フルエが危うくも維持」古江彩佳がパリ五輪行きへ逃げ切りなるか 女子ゴルフの2枠目かけた戦いは「最も熾烈な争い」

20日からワシントン州のサハリーカントリークラブで、全米女子プロゴルフ選手権が行われる。今季のメジャー3戦目となる今大会は、パリ五輪の日本代表入り最後をかけた戦いとなり注目を集める。

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■失格処分を受けた畑岡にも言及

現時点でのパリ争いは世界ランキング6位に立つ笹生優花が当確。フィリピン代表として出場した前回の東京五輪で9位に入った笹生は、2022年から日本代表として国際大会での出場を続けており、日本代表としてはじめての五輪を確実にしている。

残り1枠をかけた争いが熾烈を極めており、現時点で世界ランキング20位の古江彩佳がリードし、同21位の畑岡奈紗、同22位の山下美夢有が古江を追いかける構図で今大会を迎えている。

米ゴルフメディアの『Golf Digest』もこの争いに注目。「日本選手2番目の出場争いは最も熾烈な争い」と言及したうえで、現時点でリードする古江について、「LPGAでトップの8度のトップ10入りをしているアヤカ・フルエは、この争いを危うくも維持している」と取り上げている。

また、記事内では先日の「ショップライトLPGAクラシック」で2日目のスタート前に失格処分を受けた畑岡について取り上げられ、「2度目の五輪出場を逃すことになるかもしれない」と2大会連続の五輪出場へは微妙な立ち位置と指摘している。

前回大会では稲見萌寧と畑岡が代表入りした日本女子だが、当確の笹生にづづいて名を連ねるのは誰になるのか。

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