アーセナル、シェシュコの契約延長を受け補強戦略を変更か…今夏の最優先は“6番”の獲得?

アーセナルは中盤の補強を今夏の移籍市場における優先事項としているようだ。19日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。

2023-24シーズンのプレミアリーグで、無敗優勝を果たした“インビンシブルズ”を上回るクラブ史上最多の28勝を記録したアーセナル。しかしながら、“王者”マンチェスター・シティには及ばず、最終節にまで及んだ熾烈な優勝争いに「2」ポイント差で敗れ、2年連続2位という結果に終わった。

悲願の優勝を目指す2024-25シーズンに向けて、クラブは今夏の移籍市場での戦力拡充を画策。とりわけ力を入れていたのがストライカーの補強で、2023-24シーズンのライプツィヒで公式戦通算18ゴールを挙げたスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコへの熱烈な関心が報じられていた。しかし、21歳の大型ストライカーはクラブとの契約を2029年夏まで延長。今夏の獲得は失敗に終わった。

今回の報道によると、シェシュコの契約延長を受け、アーセナルは今夏の補強戦略を変更したとのこと。ミケル・アルテタ監督をはじめとしたクラブ上層部はストライカーではなく、中盤の補強を最優先事項と捉えているようだ。ガーナ代表MFトーマス・パルティの去就が依然として不透明なことから、“6番”ポジションでの起用が可能な守備的MFの獲得に向けて、現在は複数名の動向を注視しているという。

なお、中盤の獲得候補としてはニューカッスル所属のブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスや、エヴァートン所属のベルギー代表MFアマドゥ・オナナ、レアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディらが挙がっている。なかでも強い関心を寄せているのがギマランイスで、イギリス紙『イブニング・スタンダード』によると、アーセナルは既存戦力の譲渡を含めたオファーすら検討しているという。

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