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福島市がホームページ上に公表したいじめに関する報告書について、個人が特定されないよう黒塗りにしていた部分が、一定の操作を行うと閲覧できる状態になっていたことが分かりました。
福島市によりますと、6月18日午前9時ごろ、市のホームページに「いじめ重大事態調査報告書」のPDFデータを公開しました。
報告書では、個人が特定されないようにするため、学校や学年、事実の詳細や聞き取り内容などを一部不開示(黒塗り)にしていました。しかし、報告書を公開してから約3時間後に、市の関係部署から「一定の操作を行うと黒塗り部分が閲覧可能になる」と指摘があったということです。
その後、市はホームページ上から報告書を削除しましたが、公開されていた約3時間で、3件閲覧されていたことが分かりました。市はその後、データを修正して再公開したということです。
市によりますと、報告書には、氏名や住所、生年月日などの個人情報は含まれていませんが、学校の種類や学年、性別、具体的な日付、事実の詳細や聞き取り内容などが記載されていました。市は、翌日に関係する保護者と学校に説明と謝罪をしたということです。
市は、原因について「黒塗りしたPDF文書を一定の操作を行うと、黒塗り部分のテキスト情報が閲覧できるようになると認識していなかった」としていて、データ化する際の処理方法について職員に周知徹底を図るなど、再発防止に努めるとしています。
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