【MLB】「良いスタートを切れた」“昨季CY賞”ヤ軍コールが戦列復帰、シーズン初登板に安堵 ブーン監督「回を追うごとに良くなった」

ヤンキースゲリット・コール投手が19日(日本時間20日)、本拠地でのオリオールズ戦で今季初登板。4回62球を投げ、3安打2失点1四球5奪三振だった。

コールは開幕直前に右肘の炎症で戦線離脱。この日ようやく復帰登板を果たし、試合後にメディアの取材に応じている。

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■「アドレナリンがたくさん出た」

コールは初回の立ち上がり、先頭打者のガナー・ヘンダーソン内野手と4番のライアン・オハーン内野手に二塁打を浴びて先制点を喫したものの、2回表を三者凡退に打ち取り調子を上げ、3回表には先頭のホルヘ・マテオ内野手から今季初三振を記録。最速97.5マイル(約156.9キロ)のフォーシームを軸に4回まで5つの三振を奪い、62球でマウンドを後続へ託した。

試合後に、コールは昨季9月27日(同28日)以来となる登板を振り返り、「全体的に制球は良かったし、球のキレもあった。今後の登板で投球数とともに一貫性を向上させる必要があるね」と話すと、「アドレナリンがたくさん出ていて、少し高めの速球が多かったけれど、概ね良いスタートを切れたんじゃないかな」と、やや安堵した表情で笑顔を見せた。

ヤンキースのアーロン・ブーン監督は「ゲリットは良かったと思う、回を追うごとに良くなった。3回に走者が2塁にいる場面でもいい仕事をした。本当にコントロールが良かったし、三振もまずまず取れるようになったね」と、右腕の復帰登板を評価した。

コールは昨季33試合に登板し15勝4敗をマーク。ア・リーグトップの209イニングとフル回転し、防御率2.63でタイトル獲得。満票でサイ・ヤング賞を受賞した。今季ここまでヤンキースは51勝25敗で東地区首位に立っているが、2位のオリオールズが1.5ゲーム差に肉薄している。佳境を迎える夏場を前に、頼もしいエースが帰ってきた。

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