花江夏樹主演アニメ『月が導く異世界道中 第二幕』ヒューマン最強冒険者・ソフィアが…クズ勇者・智樹にメロメロ!?「まさかあのソフィアまで…」

声優の花江夏樹が、主人公・深澄真(みすみ まこと)の声を務める『月が導く異世界道中 第二幕』。第二十三夜が6月10日(月)よる11時からTOKYOMX、BS日テレほかにて放送された。本作は、Webサイト『アルファポリス』刊行中の同名作品を原作とした“世直しファンタジー″で、2021年の夏に放送された第一幕(全12話)の続編。キャラクターを演じる豪華声優陣も話題を集めている。深澄真の声を人気アニメ『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役で知られる花江夏樹、同じく『鬼滅の刃』で炭治郎の妹・禰豆子を演じた鬼頭明里が従者の澪役、更には『僕のヒーローアカデミア』麗日(うららか)お茶子役の佐倉綾音、『呪術廻戦』七海建人役の津田健次郎など、人気声優たちが名を連ねている。

◆ソフィアとの対峙

第二十三夜(話)のタイトルは『宿敵リベンジマッチ』。真(声:花江夏樹)とイオ(声:楠大典)の戦いに突然乱入してきたヒューマン最強の冒険者・ソフィア(声:沢城みゆき)。以前から真との再戦を熱望していたソフィアは、真の前に立ちはだかった。「やっぱり生きてたか。魔人とやらにやられていてくれればって、わずかに期待してたけどね」と言う真は、自分がその“魔人”と呼ばれていることに気づいていなかった。

真と再戦するために現れたソフィア

「私も御剣も、あなたを最大級の敵と認識してるの。今日こそ切り刻んであげる」。そう言って剣を手にするソフィア。真は「こいつと戦うなら、イオの時よりもずっと深く集中しないとな」と戦う覚悟を決めるが、そこへ魔将・ロナ(声:藤井ゆきよ)が止めにやって来る。そこに真がいることを知らなかったロナは驚き、イオもそこで初めて真の正体を知るのだった。

真がまだロッツガルドにいると思っていたロナは、真が女神と約定を交わし、リミア王国の勇者を助けてステラ砦を落とすという目的を聞き残念がる。「あなたはヒューマンに執着してないようだったから、ロッツガルドの件は感謝されると思ってたわ。あなたの商売を助ける効果もあったはずだけど」。そう言うロナに「余計なお世話だ。街は掃除させてもらったからな」と真は答えた。しかし、ロナはまだ魔族以外の街に潜んでいる仲間がいることを示唆するのだった。ロナは真の魔族領での商売に協力する代わりに、この場を撤退してほしいという取引を提示してくるが、真は受け入れなかった。

真にローズサインを解除されたイオ

イオが禁断の“ローズサイン”を使ってまで真を倒そうとしていたことを聞いたソフィアは「再戦と行きましょう!魔人クズノハ!」そう言い放ち、真に襲い掛かる。そこで初めて魔人の正体は真だということを、真もロナたちも初めて知るのだった。「え、魔人?僕!?」

◆ルトの覗(のぞ)き見

素早く姿を隠し、どこからともなく真に切りかかって来るソフィアだが、真は不意打ちの攻撃にも対応できるように“魔力体”を作り出し、自身を包み込んでガードする。

「じゃあ、今度は僕の番だ」。魔力体に身を包みながらソフィアに殴り掛かった真。そしてその様子を最上位の竜で万色の二つ名を持つルト(声:松岡禎丞)が「すごい!すごいよ!これが異世界人ってやつなんだ。これが人間ってやつなんだ!」と興奮しながら、別の場所で高みの見物をしているのだった。

最上位の竜で、万色の二つ名を持つルト(画像は第二十夜より引用)

ルトは「魔力を体外で具現化してとどめるなんて、どれだけの魔力があれば可能になるのか。とんでもなく馬鹿げていて、とんでもなくすごい。偉業だ。真くん、君は僕が思い描きいつか実現させようと渇望する存在そのものだ。はぁ…疼(うず)くよ。とろけてどうにかなってしまいそうだ」。そう、うっとりとしながら真が戦っている映像を眺めるのだった。

◆ソフィアの力の根源

どんな上位竜の力を使った攻撃をしても真には効かないため、焦りを見せ始めるソフィア。「そろそろ終わりにした方がいいんじゃない?」そう聞く真だが、ソフィアは諦めようとはしない。「上位竜4匹よ…。御剣、瀑布だけじゃない。お前と戦って湖に浮いてから、夜纏(よまとい)と紅璃(あかり)も食らった」。ソフィアは、上位竜を食らいその力を吸収したのだった。「あとは砂々波(さざなみ)と無敵を食らえば、奴を…万色を討てるはずなのに…!」。ソフィアの言葉に、真はソフィアの最終的な狙いはルトだということに気づくのだった。

竜の鱗(うろこ)を浮かび上がらせ変身するソフィア

大きな唸(うな)り声を上げ、竜の鱗(うろこ)を体中に浮かび上がらせるソフィア。「変身?そんなことしてもお前が辰やルトに勝てるとは思えないけど」と、辰とルトの存在をよく知っている口ぶりの真に、ソフィアは激怒して再び襲い掛かってくる。そこへイオも後ろから攻めてくるが、真は魔力でロケットのように遠くイオを吹き飛ばすのだった。

真の強さに恐怖を覚える魔将・ロナ

ソフィアと真の戦いが続く中、ロナは「今ならソフィアの援護も期待できる」と、真に攻撃を仕掛けようとする。しかし、一瞬の魔力の高まりをも見逃さない真は「ロナ、何をする気か知らないけど、それ以上術を構成したら潰す」。自分を見ようともしない真の鋭い目つきに恐怖を覚えるロナは動揺する。「最後に話した時はなんて甘い男だと思ったのに、もはや別人ね。あいつに何が起こったの…?」。ロナは自分の行動は冗談だと告げ、真にリミア王国の勇者とステラ砦は諦めると伝え、ソフィアをその場に残して、怯(おび)えながら去って行くのだった。

ロナに冷酷な目を向けた真

ソフィアの腕と剣が一体化し、御剣(声:斉藤壮馬)の力が現れていた。竜の力を強く開放すればするほど融合に近い状態になるという。ソフィアは真の威力は帝国の勇者より劣っていると言いだし、その言葉に皮肉を言う真に「やっぱりあの子の方がまだ可愛(かわい)げがあるわね。あの子の一撃はすごかったわよ。この姿に成る程じゃなかったけど。お前よりも上ね」と矛盾して帝国の勇者・岩橋智樹(声:新井良平)を褒め始めた。「仲間を思うこともできるし、命を削って目的を果たそうとする覚悟もある。もし誰かと手を組めと言うなら…」。ソフィアがそう言いかけたところで、「なるほど。確かに帝国の勇者はすごい。お前みたいなやつにまでチャームの種を仕込むなんてさ」とソフィアが智樹のチャーム・魔眼で魅了されていることを指摘。“魔眼は効かない”と言っていたため、愕然(がくぜん)とするソフィアは、決してそれを認めようとせず…“チャームを解いてやる”という真の言葉にも耳を貸さず、高速で襲い掛かってくる。しかし、容赦なく真に魔力体でたたきつけられる。

グリトニア帝国の勇者・岩橋智樹(画像は第二十一夜より引用)

「そろそろ本気で終わりにしよう」。真の言葉にソフィアは、「御剣さえ…御剣さえ来ればお前なんて…」と呻(うめ)くが、「残念だけどそれはないよ。上位竜数匹の力を持つお前でもこの程度なんだろう。うちの識はランサーなんぞよりもっと強い」そう言い放つ真だった。

◆識VS御剣

一方で、リミア王国王都・ウルの城外で魔族を迎撃していた勇者・音無響(声:加隈亜衣)一行は、“ローズサイン”に手こずりながらも、魔族たちを倒していた。そこへ空から無数の光の剣が降り落ちて来て、姿を現したのは銀色の竜に姿を変えた御剣だった。御剣の前で構えた識(声:津田健次郎)は「我が名はラルヴァ。魔人の従者だ」そう言うと、御剣も戦闘態勢に入る。「話が早い。では始めようか」そう識がつぶやくと、戦いが始まるのだった。攻防が続く中、御剣は人の姿に戻り、ソフィアとの合流を急いでいた。「正直に言えば、この手で魔人を倒したいんだ。一時的とはいえ、奴には足をもがれた借りがある」。御剣の言葉に識は不敵な笑みを浮かべるのだった。「それこそ私のセリフだランサーよ。以前に我が主を傷つけた報いは必ず受けてもらう」

御剣と戦うリッチ姿の識

◆ヒューマン最強冒険者のソフィアが、クズ勇者・智樹にメロメロに!?「まさかソフィアまで智樹に…」

ソフィアが、帝国の勇者・岩橋智樹のチャームにかかっていたことが分かり、視聴者からは「まさかあのソフィアまで智樹に…」「智樹も腐ってもクソ勇者。ソフィアに種を仕込んでいたのはさすがというか何というか(笑)」など、いつの間にかチャームにかかって智樹をべた褒めするソフィアが話題に。また、ソフィアを一方的にやり込める真に対しても「この冷ややかで強烈に見下す真が見たかった!」「若様もはやラスボス状態やん!」など、真の圧倒的な強さにも注目が集まっていた。

『月が導く異世界道中 第二幕』次回は6月17日(月)よる11時よりTOKYOMX、BS日テレ他にて順次放送予定。

作品キービジュアル

『月が導く異世界道中 第二幕』公式HP
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画像提供:©あずみ圭・アルファポリス/月が導く異世界道中第二幕製作委員会

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