ソフトバンク山川穂高「一番大事だと思っているので」 21試合連続ノーアーチの不振脱出へロングティーでバット振り込む

ロングティーを行うソフトバンク山川(撮影・穴井友梨)

プロ野球は交流戦を終え、21日にセ、パ両リーグ内の対戦が再開する。首位ソフトバンクは2位ロッテを本拠地に迎えて3連戦。4番の山川穂高内野手(32)は20日、ロングティー打撃を行いリーグ戦再開に備えた。「ロングティーが(練習の中で)一番大事だと思っているので。自分の構えている(バットの)場所とか、軌道とかはイメージ通りだったので、大丈夫だと思います」。みずほペイペイドームで行われた全体練習メニュー消化後、本塁付近から右翼ポール方向へ向かって約20分間、バットを振り込んだ。

現在、12本塁打はリーグトップを走るが、交流戦は0本塁打、3打点と不振を極めた。交流戦前も含め、21試合連続ノーアーチは自己ワーストを更新中だが「めっちゃ好き」と口にするロングティー打撃で手応えをつかんだ。交流戦終了後には故郷の沖縄に1泊2日で帰省してリフレッシュもしており、再爆発に期待がかかる。

現在、チームは2位ロッテに9ゲーム差をつけて首位を快走する。柳田が右太もも裏の負傷で長期離脱を強いられるが、4番山川のバットが復調すればチームの勢いはさらに加速しそうだ。(石田泰隆)

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