登山をしていた70代男性がクマに襲われる

6月20日あさ、山形市の蔵王山で登山をしていた70代の男性がクマに襲われ頭や肩などにけがをしました。

クマに襲われたのは兵庫県の71歳の男性です。

警察や市によりますと男性は午前6時半時ごろ、山形市蔵王温泉地内の山でひとりで登山をしていたところ、藪から出てきたクマに襲われ、頭や肩などにけがをしました。

男性は襲われた後自力で下山して山形駅前の宿泊施設に戻り、従業員を通じて119番通報したということです。

その後、病院に搬送されましたが、命に別状はないとみられています。

襲われた場所は蔵王中央ロープウェイの温泉駅から東におよそ2キロの山中で、現在登山道の入り口は市の職員によって立ち入りが規制されています。

【山形市役所商工観光部 観光インフラ整備係 工藤秀之係長】「まずは我々の管理している登山道を閉鎖して安全管理に努めたいと思っている。警察とか地域の方々と連絡を取りながら(登山道閉鎖の)解除は検討したいと思う。」

2024年の県内でのクマによる人的被害は、これが2件目です。

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