ガマフヤーがハンスト開始 戦没者の遺骨混じる土砂の調達計画撤回求める

沖縄戦の激戦地だった本島南部の土砂を辺野古の埋め立てに使用する国の計画の撤回を求めガマフヤーの具志堅隆松さんが20日からハンガーストライキを開始しました。

戦没者の遺骨を遺族のもとへ返そうと取り組む具志堅さんは、普天間基地の移設先とされる名護市辺野古の埋め立てに沖縄戦の激戦地だった本島南部の土砂を使用しないよう政府に求めています。

▽具志堅隆松さん:
「これまでの状況から全然進んでいません。それならば私たちはハンガーストライキでこのことを抗議する」

18日、計画の撤回を求めて政府と交渉を行いましたが前向きな回答は得られませんでした。

▽具志堅隆松さん:
「(慰霊の日に)岸田総理が沖縄に来て戦没者に哀悼の誠を捧げる。そして同時に戦没者の遺骨を海に捨てる。この全く相反することをやろうとしていることに対して私たちはそれが理解できない」

具志堅さんは22日まで那覇市の県民広場でハンガーストライキを行い、慰霊の日には、糸満市摩文仁で戦没者遺族向けにDNA鑑定を呼びかける予定です。

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