亡き学友思う 学徒兵の追悼式 戦後79年参加者の高齢化で開催場所変更

戦後79年、亡き学友に思いを馳せ非戦を誓いました。

今月23日の慰霊の日を前に沖縄戦で犠牲となった元学徒たちの追悼式が19日執り行われました。

▽元全学徒の会・與座章健さん(95):
「沖縄戦の風化が懸念され、元学徒も余命幾ばくか知る由もありませんが、いかなる戦争であれ阻止しなければなりません」

追悼式は、例年、糸満市摩文仁に建立された「全学徒隊の碑」の前で執り行われていましたが元学徒たちの高齢化に伴い今年は那覇市首里の養秀同窓会館で執り行われました。

元学徒や関係者35人が参加し、亡き学友や平和への思いを語りました。

▽元全学徒の会・翁長安子さん:
「本当に亡くなった仲間たちが押し上げているような、『聞いているよ』と言っているような感じがしてね、とても感動しました。本当に二度と沖縄戦(のような)戦場にならないように、絶対に戦をしてはいけないと思います」

参加者は絶対に戦争を繰り返してはならないと非戦の誓いを新たにしていました。

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