日本ツアー初! “ピンマイク装着”でプレーした石川遼 SNS上では「会話が面白すぎ!」

石川遼がピンマイク装着ラウンドを終了(撮影:福田文平)

<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 初日◇20日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

今大会は、ジャパンゴルフツアー選手会(JGTPC)が主催する大会。今年は、選手会副会長の石川遼が実行委員長に就任した。大会を盛り上げる施策として、初日の後半9ホールを、大会を中継するABEMAのピンマイクをつけてプレーした。「緊張感がプラスアルファにあって、非常にいい経験になりましたね」。レギュラーツアーでは初めての試みを振り返った。

マイクをつけた10番では、「やっぱり(マイクが)ついてるなっていう感じはあった」と話した石川。それ以降は、相棒の佐藤賢和キャディとともに、風、距離、グリーンの読みなど、事細かい会話を視聴者に届けた。

「佐藤キャディがいつも僕がどこにショットしたか、パッティングでも 1フィート、2フィートオーバーしたとか、ジャストタッチだったとかすべて記録してくれています。そういう会話がおのずと視聴者の皆さんに届けられる。リアルにこういう感じでやっていますというのは伝えられたと思います」。SNS上では、「ピンマイクの会話、おもしろすぎ!」との声が多数を占めた。

「全然やることは同じなので。そこで特別なことをやろうとしてもできないですし。笑わせようとか、盛り上げようとしたワケではないので。ただただ真面目にプレーしているので(笑)。普段のプレーをこれ以上でもこれ以下でもない感じでしました」。いつもの自然体の姿だったようだ。

将来的には、米ツアーやDPワールド(欧州)ツアーで行われてる放送席との掛け合いもやりたいという。「ゴルフは競技でもあり、エンターテイメント性もあるので。競技として魅せていくことも尊重しつつ、選手はそんなに頑張らずに普段通りのことをしていながら、魅力をうまくファンに伝えることができればいいですね」。この試みはあすの2日目も続ける。

プレー内容のほうは、7バーディ・1ボギーの「66」。6アンダー・6位タイと上々のスタートを切った。「スイングのなかで納得がいっていない部分があるので、耐えたなという感じです。きょうの結果は良かったですけど、修正してあすはもう少し良い内容で出来ればと思っています」。実行委員長が2日目以降も大会を盛り上げていく。(文・神吉孝昌)

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