プロアマ戦も慣れてきた? “うれしい悲鳴”の天本ハルカが「66」発進

初日は「66」。首位と1打差の好発進(撮影/松本朝子)

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 初日(20日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6650yd(パー72)◇曇り(観衆1388人)

今季ツアー初優勝を挙げた天本ハルカがノーボギーの「66」でとし、首位に1打差の2位でスタートした。

スタートの1番(パー5)、58度のウェッジで8ydを“おはようチップインバーディ”させ、6番は4mのチャンスを沈め、9番(パー3/168yd)は5Iでベタピンにつけた。後半は10番で2m、16番で3.5mを決め、最終18番は4mを沈めてバーディ締め。合計6バーディを奪った。

「地味なスタート」が奏功(撮影/松本朝子)

「キャディさんと優しいパットを残すマネジメントをして、それが結果的に入って楽に回れた。ピンチもうまく切り抜けて流れを途切れさせずプレーできた」。こんな初日は久しぶりだ。

今季は開幕から予選落ちなしで6度のトップ10を経て、9試合目の4月「パナソニックオープン」でツアー初優勝を飾った。そころが、その後は前週まで出場7試合で10位が1度で予選落ち3回…。原因は意外なところにあった。

「プロアマから張り切って調整してしまっていたので、初日にコケてしまうことが結構あった」。優勝まで2回だけだった大会開幕前日のプロアマ戦が優勝を境にルーティン化した。「静かに練習するタイプだったので、自分のモードで試合に入りづらくなっていた」という。 “うれしい悲鳴”なのだが、なかなか変化に対応できずにいた。今週は開幕前日が練習日だったことも奏功し、「地味にスタートしようと思った結果がこのスコアにつながったのかな」と話した。

プロアマ戦を踏まえた調整方法を模索中(撮影/松本朝子)

「今週はイチから調整するつもりで練習日からやっていた。そういうところで自分にプレッシャーをかけずに回れた結果だと思うので、あしたにもつなげていきたい」。“トッププロの証し”に慣れる前に2勝目となれば、言うことなしだ。(千葉県袖ケ浦市/内山孝志朗)

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