清水国明73歳 都知事選出馬は「ラストチャンス」災害対策の重要さ訴える「どんなこともチャレンジします!」

 選挙カーに乗り込み拳を握る清水国明候補(撮影・佐藤厚)

 7月7日投開票の東京都知事選に出馬したタレント・清水国明(73)が告示日の20日、都内で、街頭演説を行った。

 長年タレント活動と並行して被災地支援活動を行ってきた清水は、災害対策を第一の目標に掲げ「皆さんと安心安全な東京を作るため頑張っていきたい」と訴えた。

 また、5歳の息子の父でもあるだけに、少子化問題をはじめ「災害対策以外は皆さんの意見にずっと耳を傾けたい」とし「この歳で子供もやればできるんです!どんなこともチャレンジしていきます!」と意気込んだ。

 演説前に取材に応じた清水は今回の出馬は「ラストチャンス」ときっぱり。「73(歳)なので、ただ長くいりゃいいってもんじゃなくて、(任期の)4年間もしやらしていただけるんだったら、その後の人たちとか、うちの子供達とかが、安全に過ごせるような施設、体制を作って退きます」と説明した。

 そして災害の対策については「備え」の重要さを説き、「具体的に言えば1兆円使わしてもらって、家が燃えたり、崩れたりして無くなっちゃった人が生涯暮らせるような施設を近隣の市町村と連係して作りたい」と語った。

 アメリカなどでは広く知れ渡っている、キャンピングカーなどが駐車できる滞在施設でもありながらレジャー活動などもできる「RVパーク」を作りたいという。「日頃は自然体験をすることによって、災害の対応力も養われる。いざというときは疎開地にもなる」といい「アメリカの危機管理の基準まで日本をあげたいっていうのが私の願いなんです」と話した。

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