【台湾】フジテック、富邦金ビルにエレベーター納入[電機]

フジテックは20日、台湾法人を通じ富邦金が台北市信義区に建設したオフィスビルにエレベーターとエスカレーターを納入したと発表した(フジテック提供)

エレベーター大手フジテックは20日、台湾法人のフジテック・タイワンを通じ、金融持ち株台湾大手の富邦金融控股(フボン・フィナンシャル・ホールディングス、富邦金)が台北市信義区に建設したオフィスビルにエレベーターとエスカレーター計33台を納入したと発表した。

「富邦フィナンシャルホールディングス 本社ビル」にエレベーター29台とエスカレーター4台を納入した。納入額は非公表。同ビルは地上54階、地下4階建てで、高さは265メートルという。

エレベーターにはかごを上下に連結した2階建ての「ダブルデッキエレベータ」と、 利用者がエレベーターに乗る前に目的階を登録し、利用者が乗るかごを自動で割り当てるシステム「EZ—SHUTTLE(イージーシャトル)」の二つの機能を採用した。フジテックは、設置台数を増やさずに運行を効率化し、ビル共用部に占めるエレベーターの省スペース化を実現したと強調。この二つの機能を組み合わせた事例はフジテックグループとして2例目という。

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