メッツの投手補強は「千賀滉大の状態に左右される」地元メディアがトレード戦略を展望「もし、エースの回復が遅れるなら…」

35勝38敗でナ・リーグ東地区4位。負け越しながら、ワイルドカードでのプレーオフ進出を狙うニューヨーク・メッツの専門メディア『Inside The Mets』は6月19日、「トレード期限までに買い手となるのか」という記事で、夏の補強戦略を展望した。

「ワイルドカードは僅差で、プレーオフに進出する可能性は十分にある」としたうえで、「最も補強の必要があるポジションは投手だ」と、投手陣の補強を訴えた。

投手の補強にあたっては、右肩の張りなどで負傷者リスト入りしている「千賀滉大の状態に左右される」とし、「もしエースの回復が遅れるなら、先発投手を加えて競争力を高めたい。シカゴ・ホワイトソックスのエリック・フェディが候補者だ。またマイアミ・マーリンズのタナー・スコットを獲得してブルペンを強化することもできる」と、2人の投手の名前を挙げた。
千賀は19日にブルペンで投球練習を行なった。カルロス・メンドーサ監督は「ブルペンで投球練習をした。今後数日で状態がどうなるか見守るが、次にマウンドに立つときには打者と対峙していることを期待したい」と語った。

千賀がローテーションに復帰するには、リハビリ登板を3~5度ほど行なう必要があるという。リハビリが順調に進めば、オールスター休暇明けの7月下旬に復帰できるようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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