【新馬戦】2億1000万円の素質馬 エリキング出陣

 運動するエリキング

 「新馬戦」(23日、京都)

 近年スターホースを輩出している“宝塚デーの新馬”に素質馬がスタンバイ。昨年のセレクトセール1歳セッションで2億1000万円(税抜き)で取引されたエリキング(牡2歳、父キズナ、栗東・中内田)は、母に豪州BRCクイーンズランドオークス覇者のヤングスターを持つ良血馬だ。

 12日の1週前追い切りでは栗東CWでの併せ馬でロードプレジール(6歳3勝クラス)に1馬身半先着を決め、6F82秒8-36秒7-11秒2の好タイムをマーク。栗東坂路での最終リハでも軽快に好ラップを刻み、福永助手は「順調に乗り込めました。馬体の見た目などには幼さが残る段階ですが、調教での良さが実戦につながれば」と、慎重ながらも万全の仕上がりを示している。

 “宝塚デー新馬×中内田師×川田”で思い出されるのが、17年朝日杯FSを制したダノンプレミアム。偉大な厩舎の先輩の蹄跡をたどり、まずは初陣を飾りたい。

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