ナンバー付け替え移動か...車内から11枚押収 楢葉の銅線窃盗

 楢葉町の太陽光発電施設から銅線約3200メートルが盗まれた事件で、会津若松署は20日までに、盗みなどの疑いで逮捕したカンボジア国籍、住所不詳、無職の男(30)ら3容疑者が乗っていたワゴン車から車のナンバープレート11枚、番線カッター2本を押収した。同署は男らが車の特定を避けようとナンバープレートを付け替えながら移動し、広範囲で盗みを繰り返していた可能性もあるとみて調べている。

 同署は、ナンバープレートのほか、目出し帽1点やナイフ4本なども押収。20日に押収品を公開した。

 ほかに逮捕されたのは、いずれもカンボジア国籍で住所不定、無職の男(28)、男(25)の2容疑者。同署は30歳の男がリーダー格とみている。容疑者のうち一人は銅線を「金にしたかった」などと供述しているという。同署は20日、3容疑者を送検した。

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