いじめ重大事態の報告書、黒塗り部分が外れ... 福島市が不適切公表

 福島市は20日、いじめ重大事態調査報告書をホームページで公表する際に処理を誤り、黒塗り部分が閲覧できる状態になっていたと発表した。市によると、ファイルをコピーして貼り付けると黒塗り部分が取れてしまったという。黒塗り部分には該当する児童生徒の学年や性別、事実の詳細などが記載されていた。

 18日午前9時ごろに公表し、市役所のほかの部署から指摘を受け、約3時間後に削除した。市が把握している閲覧件数は3件で、外部から指摘などはないという。報告書には個人を特定できる氏名や住所、生年月日などは記載していなかった。

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