親子でボリュームたっぷり2種のサンドイッチをクッキング 横浜市保土ケ谷区

保土ケ谷区内で2つの幼稚園などを運営する学校法人初音丘学園(渡邉啓一理事長)が6月15日、「親子で楽しむクッキング」と題した催しを初音ケ谷の保育園ピッコリーノで開いた。

定期的に園庭を開放するなど、地域の子育て世帯を支援する取り組みを展開する同学園では、食育活動にも力を注いでいる。「親子で楽しむクッキング」は「地域の子育て家庭に対して新たな交流の場、子育て支援の場を提供しよう」と定期的に開催されている。

地域に暮らす7組の親子が参加したこの日の教室では園の管理栄養士が調理指導にあたり、アレルギーの啓発活動を行う「よこはまアレルギーラボ」が監修した食物アレルギー対応のレシピをもとに、キャベツとコーン、ツナを混ぜたサラダサンドと、きな粉とバナナのデザートサンドの2種類のサンドイッチを仕上げた。

アレルギーのあれこれ学ぶ

出来上がったサンドイッチを試食する間には、同ラボスタッフがアレルギーに関する話を紹介。この日のテーマは、保管の仕方が良くないことなどが原因で、ダニが繁殖してしまった小麦粉やミックス粉などを食べてしまうことで、さまざまなアレルギー症状を引き起こす「パンケーキシンドローム」

スタッフは袋をクリップや紐で閉じてもダニが入り込むとし、温かく湿度のある環境で増殖することから、これからの梅雨時期には特に注意が必要だと話した。

そのうえで「封を切った粉は、できれば使い切ってほしい。使い切れなかった場合は冷蔵庫で保管を」などと呼びかけていた。

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