「消極的すぎる」痛恨ドローのイングランド、代表OBも不満「選手たちがクラブで成し遂げてきたレベルに到達できていない」【EURO】

痛恨のドロー決着で、決勝トーナメント進出は決められなかった。

EURO2024のグループステージ初戦でセルビアに1-0で勝利したイングランドは、現地6月20日に第2節でデンマークと対戦。18分にハリー・ケインのゴールで先制したが、34分に失点。1-1の引き分けに終わった。

英公共放送『BBC』は「EUROが進むにつれて、イングランド代表監督がチームを強化するために何ができるかについて、様々な説が飛び交っている」と伝える。代表OBのリオ・ファーディナンド氏は「彼らは今のところ消極的すぎる」と、後輩たちの戦いぶりに思うところがあるようだ。

【動画】ケインの先制弾&デンマークMFのゴラッソ
「ピッチの高い位置で良いポジションを取っているが、激しさが欠けている。現在のチームバランスでは、選手たちがクラブで成し遂げてきたレベルに到達できていない。

現時点でイングランドは、いつ攻めるべきか、誰がいつ行くべきか、互いの距離を分かっていない。戦術的に疑問が生じると、一瞬のうちに状況が変わり、迷ってしまう。不可解であり、心配だ」

また元イングランド代表DFのミカ・リチャーズ氏も「彼らは無気力だ。もっとエネルギーと攻撃性が必要だ」と指摘する。最終節を残し、勝点4でグループ首位のイングランドだが、周囲では不安の声が広がっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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