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平家物語の冒頭にも記された初夏を告げる純白の花「沙羅双樹」の花が、三重県津市にある円光寺で見頃を迎えています。
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「ナツツバキ」という落葉樹で、インド原産の沙羅双樹とは異なり、日本では古くから「ナツツバキ」が沙羅双樹と呼ばれ親しまれています。
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花は朝咲いて夜には散る短命さから、平家物語の冒頭には儚いものの例えとして記されています。
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円光寺の境内には11本の沙羅双樹が植えられていますが、育てるのが難しいとされる品種だけに、1カ所で多く見られるのは珍しいということです。
寺の関係者によりますと、あと4、5日は花を楽しめるということですが、花の数は日に日に少なくなっていくので早めの参拝を呼びかけています。