海老名市今里在住の山崎咲寿（さくとし）さん（16）が、６月５日に相模原ゴルフクラブ西コース（６７５２ヤード、パー72）で行われた「神奈川アマチュアゴルフ選手権」で優勝した。
同選手権は神奈川県ゴルフ協会が主催し、毎年約３５００人が参加する県アマチュア最高峰の大会。山崎さんが出場した男子の部決勝では予選を勝ち抜いた１４４人がスコアを競った。
山崎さんは、初日をスコア67（５アンダー）で首位に立ち、最終日も14番ホールまで８アンダーと好調をキープ。しかし、終盤になると「プレッシャーがかかる場面で冷静さを欠いた」とスコアを３つ落とした。勝負の行方は、初日４位からスコアを伸ばした竹原佳吾選手（横浜）との自身２度目のプレーオフにゆだねられた。
プレーオフでは相手のミスを見逃さず、山崎さんが１ホールで決着をつけた。優勝を決めたときは「長期戦になると思っていたので優勝した実感がなかった」と語った。
山崎さんは、海老名市立社家小２年の時に祖父の影響でゴルフを始めた。中学に入学まで、サンプラス杉久保スポーツガーデンなどで腕を磨いた。ゴルフに専念するため、有馬中から茨城県の通信制高校に進学。現在は県内のゴルフ場を拠点に練習に励んでいる。
今回の優勝で山崎さんは、８月に横浜カントリークラブ西コースで行われる横浜ミナトチャンピオンシップの出場権を獲得。「プロが活躍するツアーで一緒にプレーできることは嬉しい。目標は優勝だけです」と意気込んでいた。
