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コンビニ大手の「ファミリーマート」は、障害者が創作した絵画やちぎり絵を千葉県内店舗のイートインスペースで公開する巡回展を開始した。地域の人が多く利用するコンビニ店から、ハンディを抱えた人の多様な創作活動を発信する。千葉市稲毛区の稲毛小中台町店を皮切りに、12月末まで約2カ月周期で県内各地の店舗で実施する。
同社と県、障害者の創作活動を支援する「千葉アール・ブリュットセンター うみのもり」の3者共催。展示しているのは、うみのもりが昨年行った公募展の入賞作品の一部。障害の種類や程度、年齢は問わず平面で表現された作品が選ばれた。
店舗で展示されているのはA4判のレプリカ。福祉施設の利用者が複数人で協力して制作した大胆なちぎり絵や、魚介類を入れる発泡スチロールの「トロ箱」のふたに描かれた絵画など表現はさまざま。
障害のある人の背景と、それを理解し支える人の思いが透けて見えるものも。障害者本人が生活の中で生み出したメモ書きや服の切れ端に、家族や施設の職員が目を付けアートに仕上げたという作品も鑑賞できる。
同社で社会貢献活動を担当する土濃塚友李さん(35)は「地域の方々が理解を深め、障害のある人が生き生きと活動できるようサポートしたい」と意気込んだ。
今後の会場店舗は決定次第、県ホームページで公開される。
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