ピストンズが就任1年目を終えたモンティ・ウィリアムズHCを解任…気になる後任候補は?

6月20日(現地時間19日、日付は以下同)。デトロイト・ピストンズは、モンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)を解任したことを発表。ほんの1年前に6年契約を結んでいたため、約6500万ドル(約102億7000万円)も残すなかの交代劇となった。

先月、ピストンズはバスケットボール運営部代表へトラジャン・ラングドンが就任。ウィリアムズと球団の将来について話し合いの場を持ったものの、就任1シーズン目を終えて早々に決別することに。

今シーズンのピストンズは、開幕3戦で2勝1敗と勝ち越すも、昨年10月31日から12月29日にかけてNBA歴代ワーストの28連敗の連敗地獄に陥り、リーグワーストの14勝68敗(勝率17.1パーセント)と低迷。

昨シーズンの17勝65敗(勝率20.7パーセント)に続いて2シーズン連続でイースタン・カンファレンスならびにリーグ最下位に沈み、今シーズンはフランチャイズ史上ワーストの戦績を更新していた。

ウィリアムズHC解任報道から一夜明けた21日。ピストンズは後任HC候補として、ダラス・マーベリックスのショーン・スウィーニーAC(アシスタントコーチ)、ミネソタ・ティンバーウルブズのマイカー・ノリACと面談をする許可を得ており、クリーブランド・キャバリアーズで今シーズンまで指揮を執っていたJB・ビッカースタッフ前HCとも面談をする予定だと『ESPN』が報道。

今夏のFA(フリーエージェント)戦線で、キャップスペースに余裕を持つピストンズは、ケイド・カニングハムやジェイレン・デューレン、ジェイデン・アイビー、アサー・トンプソン、アイザイア・スチュワートといった主要選手たちが来シーズンも契約下にいる。

リーグワーストに沈むピストンズがすぐさま低迷脱却できるかは難しいものの、ラングドンの下で新たな指揮官を選定し、再浮上に向けて前進できるか注目していきたい。

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