日テレ“管理職”水卜麻美アナの試練 「24時間テレビ」寄付金横領問題謝罪×2はとばっちりか当然か

水卜麻美アナ(C)日刊ゲンダイ

6月1日付で管理職である「チーフスペシャリスト」に昇進した日本テレビの水卜麻美アナ(37)が、MCを務める朝の情報番組「ZIP!」とその後の時間帯の「DayDay.」に出演し、昨年起こった「24時間テレビ寄付金着服問題」を謝罪したうえで、今年も同番組を放送することを告知し、話題になっている。

水卜アナは、「正直、まだ多くの方の理解を頂けているとは思っていません。一度、揺らいでしまった信頼は、すぐには取り戻すことはできないと感じています。ただ、一方で、これまで番組に携わってきた多くの出演者・スタッフが、心からの善意で、全力でチャリティーに取り組んできたことも事実で、支援を待っている方が全国にいることも事実です。これまで続けてきたチャリティー自体を否定したくはないですし、続けることでしか信頼を回復することはできない。そんな思いで、今、ようやくスタートラインに立つことができました」と説明した。

募金着服事件を巡っては、昨年11月に日本海テレビの元局長が2014年以降合計1100万円余りを着服していたことが発覚。すでに局長は懲戒免職になっているが、募金に対する管理体制のずさんさが露呈してしまった。日テレ関係者はこう話す。

「発覚時は、番組の根幹を揺るがす事態に視聴者からの相当なクレームの電話が来たようです。日本テレビ本体は、募金は『公益財団法人 日本テレビ小鳩文化事業団』という財団法人が管理していて、当然、監査もありますが、こういう事件があると、当然、特に地方の系列局に疑惑の目が向けられることになってしまう。今回、24時間テレビを継続することになり、好感度の高い水卜アナが社を代表して説明することに役員会で急きょ決定したんです。番組での謝罪後もクレームは来ていますが、水卜アナだから最小限に抑えられたというところだと思います」

水卜アナにとっては、とばっちりとも言えるが、異例のスピード出世で管理職になったばかりの彼女にとっては、最初の試練か。

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