エイベックス夏フェス「a-nation」復活で気になる「大トリは誰?」…帰宅客続出問題の解決策は

a-nationには2018年が最後の出演となっている浜崎あゆみ(C)日刊ゲンダイ

エイベックスが主催する夏フェス「a-nation」が、今年は開催されることが6月14日にイベント公式インスタグラムで発表された。

a-nationは2002年以降の夏に毎年開催されてきたが、2020年は新型コロナの流行のため、オンラインのみで実施。翌21年以降は開催そのものがなく、エイベックスファンからはイベントの自然消滅を懸念する声が上がっていた。

今年の出演者については今のところ未発表ながら、4年ぶりの開催には《a-nation 懐かしいなぁ》といった歓喜の声が続々。ただ、開催されるなら開催されるなりの不安要素はあるようで、それはズバリ、「大トリの登場直前に、大量の帰宅客が発生することが懸念されること」だという。

これまで開かれてきた18回のa-nationにおいて(オンライン開催の2020年は除く)、浜崎あゆみ(45)が大トリを務めた回数は15回。コロナ前最後の開催となった2019年こそ東方神起が大トリを務めてはいるものの、ほぼ毎年、浜崎が大トリを務めてきた。芸能に詳しい週刊誌記者は例年、浜崎が大トリを務める際に発生していた問題を振り返る。

「2000年代の終わり頃から、『浜崎の出演直前になると客が大量に帰る』ということが起こるようになりました。遠方からの客もいるとはいえ、終電対策としては早すぎる時間だったため、当初は『浜崎に関心がない客層』が帰っているとしか認識されていませんでしたが、2000年代後半からは徐々に韓流歌手の出演が目立ち始めており、『浜崎に関心がないのは韓流ファンではないか』との憶測が出るようになりました」

記者は続ける。

「特徴的だったのが2011年。この年の大トリも東方神起で、浜崎はその直前の出演。どうなることかと注目されましたが、浜崎の出演が終わるや、やはり大量の客が会場を後にしました。これ以降、再び浜崎が長年にわたって大トリを務めるようになりましたが、やはり、帰宅する客は減らず。芸能記者の間ではいつしか、『浜崎の客層と韓流の客層は重ならない』という“通説”が生まれてしまったほどです。となれば、浜崎が今年、a-nationに登場するなど出演者がコロナ前と変わらない顔ぶれだった場合、再び、イベント終了前に大量の帰宅客が発生しかねません」

コロナ前と同じようにa-nationが開催できることはエイベックスにとって喜ばしいことだろうが、大トリを誰にするかという悩みの種もまた復活してしまうのかもしれない。

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