災害への備えにもなる“空気から水をつくる”装置を開発! 世界中の人々がきれいな水を飲むことができる社会を作るため奮闘【アスヨク!】

都内にあるカフェ「AIR DRIP COFFEE SHIBUYA」中に入ると

書かれていたのは「空気から作った水で淹れるコーヒー」という気になるワード。
お店にある、この「水を作る機械」にその秘密があるという。

アクアムホールディングス代表 河﨑悠有さん:
ここから空気を取り込んでですね、この中にエアフィルターが付いていましてUV照射しながら、きれいな空気から水を作ります。

空気中の水分を集め、1日200Lの水をつくり出すことができるこの機械。

3年以上かけて開発したのは、代表を務める河﨑悠有(かわさき ゆう)さん。

きっかけは、東日本大震災だった。

アクアムホールディングス代表 河﨑悠有さん:
震災とかも経験して、やっぱり災害時は、水は断水しますし

(空気から)水をつくれる技術が普及すれば、もっと活用できるんじゃないかなと思った。

留学中にアメリカで知った「空気から水を作る実験」を元に河﨑さんは実用化するための研究を開始。能登半島地震のときには断水が続く地域へこの「空気製水機」を運んだ。

災害のとき以外でもこの技術を応用できると話す河﨑さん。そんな技術を使い、河﨑さんが目指す社会とは…。

アクアムホールディングス代表 河﨑悠有さん:
きれいな水が飲めない地域ってたくさんまだあるので、この空気から水をつくる技術を使って、世界中の人が綺麗な水を飲める社会をつくっていきたいと思っています。

世界中の人々がきれいな水を飲むことができる社会を作るため奮闘する河崎さんの活動はあすも続く。
(「イット!」6月19日放送より)

© FNNプライムオンライン