ツインテールが堪らない!? ギャップにときめく「巨大な武器」を振り回して戦う可愛い女の子キャラ

デジタル版ガンガンコミックス『ソウルイーター』第1巻(スクウェア・エニックス)

巨大な武器と可愛い女の子は、今やテッパンの組み合わせだ。現在話題のアニメ『怪獣8号』(原作:松本直也氏)でも、ヒロインの一人である四ノ宮キコルが大斧で戦うシーンが描かれている。

キコルといえば、黒いリボンと金髪のツインテールが印象的な、小柄な体格の少女だ。そんな彼女が身の丈ほどもある無骨な斧を振り回し、巨大な翼竜系怪獣をまっぷたつ……。(性格は別として……)可憐な見た目とのギャップに思わずときめいてしまう。

今回は、このような見た目の可愛さと巨大武器とのギャップが魅力的な女の子キャラを紹
介する。

■制服姿で大鎌を振るう…『ソウルイーター』マカ=アルバーン

まずは大久保篤氏による『ソウルイーター』の主人公・マカ=アルバーン。こちらもキコルと同じくツインテールの華奢な少女で、白いブラウスにネクタイ、赤いチェックのミニスカートに黒いコートという制服姿が可愛らしい。

そんなマカは死神武器職人専門学校の“鎌職人”だ。死神の武器「デスサイズ」を作るために、相棒の武器・ソウル=イーターとともに魂狩りをしている。鎌職人ということからも分かるとおり、その武器はもちろん鎌。それも刃渡りだけで身長を超えるサイズの大鎌だ。

これでいかにも死神のようなローブでも羽織っていればまだ腑に落ちたかもしれないが、制服姿ということで大鎌とのギャップがなおのこと引き立つ。そのうえ性格にも何気に蓮っ葉なところがあり、戦闘シーンではそこが強めに出てくるのもまた魅力的だ。

■無表情でバトルアックスを振り回す…『葬送のフリーレン』リーニエ

続いて、山田鐘人氏(原作)とアベツカサ氏(作画)による『葬送のフリーレン』から、リーニエを紹介したい。

魔王を討伐した勇者一行の後日譚を描いた物語で、リーニエは主人公のフリーレン一行と敵対する魔族だ。その姿はパフスリーブのブラウスとフリルが印象的なスカートを身にまとい、ピンク色の髪を頭の高い位置でツインテールにしている。キコルやマカも同じ髪形だったが、どうも巨大武器の少女とツインテールは相性が良いらしい。リーニエの場合、リボンの結び目の上に角が生えているのが余計に可愛らしく見える。

しかしその生業は“首切り役人”と相当いかつく、武器も巨大なバトルアックスだ。しかもフリーレン一行の戦士・シュタルクと戦った際には、シュタルクの師であるアイゼンの動きをコピーして彼を一時追い込んだ。

アイゼンといえば、頑丈さとパワーが強みのドワーフのおじさんである。フリフリのワンピースツインテの女の子がドワーフのおじさんの動きをコピーして、無表情でバトルアックスを振り回す……なかなかにシビれさせてくれる。

■ 空気抵抗をものともせず…『NARUTO』テマリ

最後に岸本斉史氏による『NARUTO』から、テマリ。本作は言わずと知れた忍者をテーマにしたバトル漫画だが、テマリはそのなかでも「砂隠れの里(風の国)」の“くノ一”だ。

テマリはツインテールではなく、金髪を後ろで四つに結びにしている。服装も特徴的で、額当てを首にかけてチョーカーのようにしていたり、黒いタイトな着物だったりと、何気にオシャレだ。

そんな彼女の武器は人が乗れるほどの巨大な扇で、戦いの際はそれをあおいで風を巻き起こす風遁忍術を使う。巨大扇子であおぐとなると、普通の武器を使う場合と比べて空気抵抗がかなり大きいはず。斧や鎌ほどの見た目のいかつさこそないが、何気に今回紹介したなかでは一番腕力を必要とする武器かもしれない。

以上、巨大な武器を振り回して戦う可愛い女の子キャラを紹介した。どのキャラも可愛い見た目といかつい武器とでギャップが大きいが、高圧的だったり、蓮っ葉だったり、残忍だったり、好戦的だったり……と、性格的には実はピッタリだったりする。そのあたりも含めて、やはり巨大な武器と可愛い女の子の組み合わせは魅力的だ。

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