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2022年4月に閉店した青森県八戸市十三日町の百貨店・三春屋の建物1階にインドア型テーマパークを開業予定の「AEM(アエマ)」(東京、山下敏正社長)は20日までに、今月27日としていたオープンを10月ごろに延期するとホームページで発表した。当初のオープン予定は4月26日で、再延期した。
同社はホームページに掲載した文書で「諸官庁からの指導・指摘に対応するための建物および設備の復旧工事や飲食店舗への改修工事が、必要な部品・部材の想定外の納期遅れや多くの工程が必要になった」と再延期の理由を説明。「断腸の思いだが、お客さまのためにも建物の安全性は事業のスケジュールに代えられない」とした。
八戸商店街連絡協議会の松井正文会長は「三春屋の建物の周辺に活気が出れば楽しみが増えると期待している。半面、オープン予定がはっきりしないという不安があればテナントに入る人が集まりにくくなるだろうとも思う」と話した。
三春屋は19年、複合商業施設コンサルタント「やまき」(東京)が他社から譲渡を受け、やまきが設立した「やまき三春屋」が運営したが、再建を果たせず閉店した。アエマはやまきの関連会社。