ホタルの目撃情報教えて 大学サークルと市民団体が分布調査、デジタル地図に 青森・弘前市

弘前市中心部の過去2年分のホタル目撃情報をまとめたマップ(「わどわ」提供)
弘前市小沢の「だんぶり池」で見つかったヘイケボタル(HEP21提供)

 ホタルの目撃情報を教えて-。弘前大学の環境サークル「わどわ」と自然環境再生活動に取り組む市民団体「ひろさき環境パートナーシップ21」(HEP21)は、今年の青森県弘前市内のホタル分布調査を20日にスタートした。専用のウェブサイトから市民に情報を寄せてもらい、デジタルマップを作成、公開する。

 同調査は3年目。毎年100件前後の情報が寄せられており、市中心部を流れる土淵川のほか、大和沢川の弘南鉄道千年駅付近などが多かった。弘前公園内の投稿もあったという。

 目撃は例年、6月下旬~7月上旬が多い。2022年8月の大雨で河川が増水した影響か、23年は件数が少し減ったという。

 わどわの丸山翔子代表(弘大理工学部3年)は「市街地は街の明かりが強くホタルを見つけにくいが、目を慣らしてじっと見れば見つかる。ぜひ、目を凝らして探してほしい」と呼びかけている。

 情報提供は特設サイト(https://www.hirosakihotaru.com/)で受け付けている。

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