「いじめ調査報告書」の黒塗りが閲覧可能に・・・福島市教育委員会がホームページで文書の不適切公表

福島市教育委員会は6月20日、市のホームページで公表していた「いじめ重大事態の調査報告書」について、事務処理ミスで不適切な公表がされていたと公表した。

市教委によると、この文書は、市内の公立学校で発生したいじめ事案の概要や経緯を記載したもので、6月18日にホームページに公表したところ、「黒塗り部分に一定の操作を行うと閲覧可能になる」ということが他部署の職員からの報告で発覚した。

黒塗りの部分には、関係者の名前や住所など、個人が特定される情報は記載されていなかったものの、学年や性別、聞き取り内容といった「発覚することで今後の学校生活に支障をきたす恐れがある内容」があったという。

市教委は、文書を修正して公表し直すとともに、保護者や学校に謝罪した。

ミスの原因は、文書の処理に関する職員の認識不足だったということで、市教委は再発防止のため、職員へ文書の処理方法の周知を徹底し、点検体制を整えるとしている。

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