近畿・東海・関東甲信が梅雨入り 記録的に遅く 平年より14~15日遅い

21日(金)午前11時頃の名古屋市内の様子(撮影:気象予報士 上野高明)(ウェザーマップ)

 きょう21日(金)午前、気象庁は近畿と東海、関東甲信が梅雨入りしたとみられると発表した。近畿と東海は平年に比べて15日、昨年に比べて23日遅く、関東甲信は平年に比べて14日、昨年に比べて13日遅い梅雨入りとなる。各地、記録的に遅く、関東甲信は2007年以来17年ぶりに遅い梅雨入りとなる。

東京、名古屋、大阪の10日間予報(ウェザーマップ)

 きょう21日(金)は、前線や低気圧の影響で曇りや雨となっている。向こう1週間も、前線や低気圧の影響で曇りや雨の日が多い見込み。梅雨入りが遅れても、梅雨の雨量が少なくなるわけではないため、今年も雨への備えをしっかりとしておきたい。

梅雨入り一覧表(ウェザーマップ)

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

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