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きのう(木)は沖縄で梅雨明けした一方で、きょう(金)は近畿と東海、関東甲信で記録的に遅い梅雨入りの発表があった。いよいよ本州付近で雨の季節に入り、けさは鹿児島で線状降水帯が発生するなど九州南部を中心に記録的な大雨になっている。午後は関東で雨のピークをむかえる見込み。週末から週明けにかけては、梅雨入り早々、広範囲で警報級の大雨になるおそれがある。
きょう21日(金) 本州付近で梅雨本番の大雨
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活発な梅雨前線や低気圧の影響で、九州南部を中心に大雨になり、鹿児島県ではけさ、線状降水帯が発生、記録的な大雨になった。西日本は、午前中のうちに雨のピークを過ぎたが、引き続き、九州南部を中心に土砂災害や河川の増水、氾濫に警戒が必要になる。
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その活発な雨雲は東へ進み、午後は関東が雨の中心になりそうだ。東海の雨は昼過ぎに止む見込みだが、関東は南部を中心に土砂降りの雨になる見込み。沿岸部では一気に道路が冠水するような雨の降り方になり、警報級の大雨になるおそれがある。雨の間は空気がひんやりとしそうだ。雨雲は、夕方から夜のはじめごろには東の海上へ抜ける見通し。
週末 梅雨入り早々警報級の大雨のおそれ
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雨が一旦止んでも油断できない。あす(土)朝から24日(月)にかけて再び、西から雨の範囲が広がり、あす(土)は九州や中国地方で、あさって(日)と24日(月)は西・東日本の広範囲で警報級の大雨になるおそれがある。雨雲の動きは早く、降る時間はそれほど長くはないが、九州の西側の地域や北陸から西の日本海側を中心に雨量が多くなる可能性がある。特に今回大雨になった九州南部を中心に少しの雨でも土砂災害などに警戒したい。
梅雨空でも熱中症注意
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梅雨入りがまだの地域も、今週末、梅雨入りの可能性がある。来週は、広範囲で曇りや雨と梅雨空が続く見込み。日差しが少なくても、最高気温は30℃前後の所が多く、湿気が増えて、一層、蒸し暑くなりそうだ。梅雨明けした沖縄は、夏空、夏本番の暑さが続く見通し。熱中症は、梅雨の合間の気温の上がる日や梅雨明け後の蒸し暑い日にかかりやすくなる。今後は熱中症に一段と気をつけたい。
(気象予報士・丸田絵里子)