16人に絞って豪州との2連戦へ…ホーバスHC「いろいろな選手を見たいし、経験させたい」

6月21日、「日本生命カップ2024(北海道大会)」に向けた男子日本代表(FIBAランキング26位)の前日練習が行われた。

日本代表は第2次強化合宿を終えて、原修太(千葉ジェッツ)、西田優大、須田侑太郎(ともにシーホース三河)、今村佳太の4名がメンバー外に。NBA組を除き、16名でオーストラリア代表(同5位)との2連戦に挑む。

練習後の囲み取材に応じたトム・ホーバスヘッドコーチは「(落選した理由は)いろいろあった」と話した上で、「去年のワールドカップで足りない部分をよく考えた」と言及。第2次強化合宿のメディアデーでも語っていた2つのポイントを強調した。

「3ポイントシュート成功率を上げたいし、リバウンドも増やしたい。比江島(慎/宇都宮ブレックス)や富永(啓生)はワールドカップで結果を出して、比江島はBリーグの3ポイント王じゃないですか。このチームで確率が一番いいし、波があまりない。富永は特別な3ポイントシューター。2番(シューティングガード)はあの2人」

残った16名について「フロントコートにはバックコートより見たい若い選手がいる」と明かし、次のように続けた。

「NBA組が合流するまではいろいろ見たいです。選考はすごく大変。ワールドカップメンバーの吉井(裕鷹/三遠ネオフェニックス)や井上(宗一郎/越谷アルファーズ)はすごくいい仕事をしているけど、張本(天傑/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)はケガをするまでスターティングメンバーだった。彼も悪くないですよ。ジェイコブス(晶/ハワイ大学)はすごいシューターで、(山ノ内)勇登(ポートランド大学)は4番も5番もできると思います」

「いろいろな選手を見たいし、経験させたい」とコメントしたように、メンバーを入れ替えて2連戦に臨むという。「頭がいっぱいです」と、指揮官を悩ませるメンバー争いは激しさを増していく。

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