夏毛への生え変わりでモコモコの顔が大変身!全国のファンが愛するレッサーパンダ「リコちゃん」10歳

宮崎市フェニックス自然動物園の人気者。全国のファンが愛するレッサーパンダ「リコちゃん」が夏毛への生え変わりで大変身! この時期しか見られない愛くるしい姿で来園者を出迎えている。

ふんわりした雰囲気が人気のリコちゃん

レッサーパンダのメス「リコ」10歳は、おっとりした性格の「のんびり屋」。

愛らしい表情やふんわりした雰囲気が人気で、全国からファンが駆けつける宮崎市フェニックス自然動物園の人気者。2015年の来園時は4kgだった体重は、現在7.6kgと成長。

宮崎市フェニックス自然動物園 飼育員・石塚さおりさん:
リンゴや煮イモが好きで、とびきりかわいい表情で見つめて、おねだりしてくるのがたまらなく愛くるしい。雨に濡れたりすると、ふてくされて木から降りてこないこともあって、感情が顔に出やすいところもある。また、何もない所をじっと見つめていたり、ササを食べている最中にもふと動きが止まったり、ぽわぽわした不思議ちゃんなところも魅力で、宮崎市フェニックス自然動物園でも1、2位を争う人気者。

そんな飼育員さんおススメの姿が夏毛に生え変わる時期のリコちゃん。レッサーパンダは秋から冬にかけて、寒さから体を守るため体全体が長い毛で覆われている。

2023年10月に撮影されたリコちゃんも耳全体が白い毛で覆われ、クリクリの目から頬がふさふさの様子。

春を迎えて暖かくなると冬毛が抜けてくる。6月頃にかけて徐々に毛並みが短くなり、この時期しか見られないスリムな顔で来園者を出迎える。

2023年6月に撮影された夏毛のリコちゃんは、どこかキリッとした表情にも見える。

飼育員の石塚さんは「冬毛でモコモコのレッサーパンダをイメージすると思いますが、6月上旬までは毛が生え変わる影響でスッキリした顔のリコを見る事ができる」と話す。冬に向けて、またモコモコになっていくので、顔がきゅっと丸くなったリコちゃんは、この時期限定だという。

動物園ではオスの「カフェ」と暮らしている様子をSNSで紹介。

2019年からペアを組み始めたという「カフェ」と「リコ」。飼育員の石塚さんは「少しずつ2頭の距離は縮まってきているが、まだリコの方には少し警戒心もあるよう。カフェの健気なアピールをリコがあしらう、そんな様子もほほえましく見守っている」と話した。

夏毛と冬毛の「ビフォアアフター」や愛くるしい表情などなど、成長の様子を宮崎市フェニックス自然動物園で飼育員と一緒に見守ってみてはいかがだろうか。

※動物の体調によっては展示を控えている場合がある。

(テレビ宮崎)

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